山口小夜子とマグリット




あるお店でお客さまとスティーリーダンのお話をしていて
山口小夜子の顔のジャケットの「aja」とっても好き!
というような話題になり、

「そういえば今やってるよね!現代美術館!」
「そうそう!気になる!」
「じゃあみんなで行こうか!」

なんて流れで、早速行ってきたのですが!!

強烈でした。
行ってよかった。
何気なくスティーリーダンのお話してくれたMさんありがとうございます(T_T)

山口小夜子さんといえば!
70年代〜80年代の資生堂のミューズというイメージで、わたしも小さい頃、
テレビCMで見る着物姿と黒い艶のある髪、笑わない赤い唇、
きめ細かい肌とちょっと怖いような美しさにシビれた記憶がありますが、
こんな多才なアーティストだったなんて知らなかった。

驚愕の嵐でした。

70年代の、おしゃれな洋風に憧れてた風潮、ハーフモデルが中心だったファッション界の流れをガラリと覆したインパクトはみるみるうちに広がっていき、
高田賢三、三宅一生、山本寛斎ら、当時海外進出真っ只中だった日本のデザイナーたちと
瞬く間に「世界のSAYOKO」へのぼりつめていく80年代。

そんなモデル活動と並行してた舞台や映画女優としてのキャリア。
寺山修司の天井桟敷のメソッドに触れていたり、
オペラにも出演して衣装のデザインなども手がけていたり、
30代後半からは舞踏の世界に飛び込み
山海塾に参加、勅使河原三郎さんとのコラボレーション。

2000年代はクラブカルチャーの世界でラッパーとユニットを結成したり、
映像作家、VJとの舞と朗読と映像のパフォーマンスを展開。
など、オルタナティヴなものに対する開かれた感受性を一番発揮したのが晩年だった、と言われているみたい。
すごいバイタリティーですね!

いままでわたしの持ってた小夜子さんの勝手なイメージは、力強さとか、生身な人、っていう感じはもう全く皆無だったのですが、
時代ごとに自分を刷新していくチャレンジングな生き方、ひとつのところにとどまらないアバンギャルドな感性だったのか、
情熱のおもむくままに時代の波に乗れた人の特権だったのか、、
圧倒されるものがありました。

自らを「ウェアリスト(着る人)」と名乗り、
「演劇もダンスも朗読も音楽も、それぞれ役を『纏い』踊りを『着て』言葉を『着る』、
音楽を『纏う』という観点で捉えると、わたしの中で違和感なく表現に結びつけることができるのです」
と語っていたそう。

とても素敵だと思いました。
そして憧れる。かっこええなー。
小さい頃に刻まれた強いインパクトが、また違う衝撃で重ね塗りされました。
やばい。


↑最後の方に、撮影OKなエリアもあったよ!

展示も、小夜子マネキンや、資生堂の一連のポスターはもちろん、
本人によるファッション雑誌の小夜子写真のユーモラスなコラージュ、
初期のファッションスチールのベタ焼きに生々しい鉛筆チェックが入ったものまで、、とても面白かった。

やっぱり当時の日本のファッション写真、かっこよすぎ!
ゆるふわ感にまみれて色々ごまかしてしまってる自分には
目眩がする世界ですね(笑)。

最初のほうの、「山口小夜子のブレインルーム」っていう、小夜子さんの感性に深く関わっていたとされる遺品が
幼少期のお人形や洋雑誌などから最期のころまでの時系列で並んでる展示は、すごく見応えありました。
雑誌の切り抜きでキュートにデコったカセットテープとかもあるの!

ファッションが好きな方も、山口小夜子さんを知らない人も、
きっと楽しめるそんな展示でした。
あと3回くらい見たいな!!!!




そして、マグリット展にも!
行ってきたの!

すごい。あの美術の教科書で見すぎた代表作の作風だけじゃない、
戦争と戦争を挟んだ中での表現の変化、
シュルレアリスムの空気感というか、唐突なタイトル、ユーモアのような意地悪のような
愛のような無機質のような、淡々とした、なんとも言えない奇妙な魅力。

小さい頃にどこかで見かけてすごく好きになったけど、その頃はまだマグリットの名前も知らず、
そのまますっかり忘れて何年も経ってた絵にまた出会えたのは幸せでした。


グッズが可愛くてさー!!(笑)
好きなシリーズは「恋人たち」だったのですが、
帰りがけに、それとは全然違う絵のポップにデザインされたファイルとか鉛筆とか買っちゃった
。ミーハー。

ベルギーつながりなのか、ビールも売っていて、まんまと抱き合わせ商法にハマるわだす。
ステーショナリーはarteum というところのデザインでした。他のもすごく気になった!
売り子さんたちまで全員山高帽を可愛く被っていて、どこまでもマグリットの世界でした。
でもそういうのも楽しいね。

ガラッと作風が変わってどぎつくなる時代があるけど、また晩年に、原点回帰というか、
戻っていく様子が、とても興味深かったです。
そして、最後の最後にシンプルなかんじに展示されていたイーゼル、
印象的でした。
ちょっと生々しくて。いいわ。


マグリットは、お友達だったシュルレアリストのダリみたいな派手なパフォーマンスとか、エキセントリックな言動とは無縁で、
奥さんと一緒に庶民的な暮らしをして、
午前中に絵に向かい、午後は犬と過ごしたりして、夜は早く寝る、
なんていういう、周りから見たら、それはそれはシンプルな暮らしをしていたんだそう。。
でも毎日毎朝絶対キャンバスに向かうんだ、
っていうことは、
それはそれですごいことですよね。ため息がでるわ。


山口小夜子「未来を着る人」マグリット展
わたしにとってはどちらもかなり刺激的でした。

どちらも6月末頃までみたいです。
マグリットは7月からは京都市美術館。
気になったら、んもう、ぜひ!おすすめです。

現代美術館と新美術館、どっちもお散歩がてら楽しめる広々エリアだし、
余裕があるときにのんびり初夏を満喫してみてね。





密会と実験と美しいふたり

今日は、とあるフェイシャルケアのイベントの打ち合わせにて、
モデルとして参加させていただいておりました。



とっても気持ちのよーい午後でした!

お邪魔した会議は、フェイスコンダクターの上野リサさんとセラピストの中原恵美子さんの、
コラボレーションのイベントの内容についてだったのですが、
本当に興味深くて、楽しくてあっという間の時間でした。

ジューシーな肌と夏色なメイクについて多角的な検証が行われておりましたよ!

恵美子さんは呼吸法やマッサージ、ホリスティックなケアをカナダで学び、
日本では珍しい、「トークセン」というタイの木槌を使ったマッサージケアを習得され、
ホリスティックな視点での世界各地のヒーリングを研究し、カナダ、日本両国で活動され、
スタジオ「unikuu」を運営しワークショップなども開催してらっしゃいます。

そして、わたしもHPやPVや、撮影のときには必ずお世話になっている上野リサさんは、
日本のメイクアップアーティストのパイオニア、小林照子さんの元で学び、
シュウウエムラの専属メーキャップアーティスト時代にはさまざまなショウやPRなどで活躍され、
自ら「刃物を持たない彫刻家」と称し、企業などへの講習からブライダル、舞台、映画、TV、PVなどジャンルを越えて「顔創り」への提案に取り組んでらっしゃるのです。

そんなお二人のイベント、、!!
ほんと素敵な内容で準備が進められて、
お話聞いてるだけで贅沢!

恵美子さんのトークセン、わたしも施術を受けたことがあるのですが、
ものすごく心地よく、重い体が軽くなって
終わった後はすっきりと立つことができて心はしっかり安定する、
独特のケアなのー!


これは施術に使うアイテム。
天然木の道具を使ってトントン心地よいリズムでエナジーラインを刺激していくのです。

気になる方はぜひ体験してみてください!↓↓
肩こりや頭痛や倦怠感に悩む方には、めちゃおすすめです。
「unikuu」のサイト
http://unikuu.com/


そして、やはり、
美しいお二人です。
フランクにおしゃべりしているだけで、
絵になる。。



お二人の、お仕事への情熱と純粋な興味を追求する探究心は、
ものすごいものがあります。
子供のような純真さと
ブレない姿勢がかっこいい。



そしてとっても気さく!


わたしはそんなお二人と過ごせてハッピーです。


恵美子さんのトークセンマッサージで
がっつりほぐしていただき、
リサさんの夏メイクでアイデアと刺激をたくさんいただきました。
ラッキーすぎです。


美しく生きるって永遠のテーマ。

若作りではなく(笑)!

それは色々緩めて流して取り去って
極力プレーンに心地よくすることと
足りない要素やスパイスを補って全体のバランスを整えるっていう、
二つの要素のミックスで、本来持ってるものを存分に引き出しとても意義深いものになりそう!

いろんなヒントまでもらって充実アフタヌーンでした!



とりあえず夜中のサッポロ一番は、辞めよう!
と決心しましたよ。

空き地の春

いつもと違う道で駅に向かう途中の

空き地の花の無造作なかわいさに

くぎづけ!




いまが一番好きな季節。

大事に過ごそうっと。

母の日どうしよ!

新宿伊勢丹の母の日ディレクション
森本千絵さんの世界になってた!

売り場ディスプレイも


外の壁も


ドリーミーな絵本仕立てに


かわいいメッセージカードに押すスタンプラリーなどもあって
親子で楽しめそう。


10日までみたい。
母の日ギフトの駆け込みゲットに
何か良い贈り物アイデア見つかりそう。

朝の常連

同じビルに暮らしてるグルメなお友達が
プレゼントしてくれためっっちゃおいしいチーズ!


焼いたパンと野菜につけて
至福の朝食。

そして、
これ、ほんま美味しい!
トリュフの蜂蜜漬けと、白トリュフのバター!!



初めて食べたー!

この美味しいチーズ、バター、蜂蜜のおかげで
普通のパンでもスペシャルな味わいです??

というわけでいつにも増して
朝ごはんが楽しみなのでした。




【5月のスケジュール】

GWはいかがおすごしですか?今日から5月ですね!!

わたしはあしたから部屋のリフォーム工事で何処へも行けずひたすら片付け三昧な連休ですが、、
皆さんの楽しげなフィードでお出かけ気分をわけてもらいつつ、
がっつりごっそり片付けまくって気分一新して、綺麗になった部屋で
ゆっくりお酒飲んでまったりする時間を目標に!がんばるんだーい!
新緑見に行きたい。。。
爽やかな季節を楽しみましょうね✭



今月のスケジュールです!お会いできるのを楽しみにしてます!!
 

【5月のスケジュール】
✭Official site ★ http://www.kaoruwatanabe.com

5/4(月),26(火) 六本木 My Scotch
渡辺薫(pf,vo)
◆Live time: 19:30〜 23:30
◆entrance charge: ¥1000
港区六本木7-18-11DMビル8F  
tel 03-3402-6649
♪六本木ヒルズの向かい。日比谷線六本木2番出口明治屋のすぐ先なのでアクセスも便利!
お食事も充実の、オーセンティックなバーです。
都会の真ん中でスタイリッシュにばっちり寛げるあたたかい雰囲気は、貴重。

5/12(火),18(月) 人形町 かくれんぼ
渡辺薫(pf,vo)
◆Live time:20:00~/21:00~/22:00~/23:00
◆table charge+music charge+ : ¥3000
中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル6F (map)
tel 03-3249-6381
♪ソファ席の大きな窓からは甘酒横町の町並みをながめつつ
ゆったり飲めます。都会のハイドアウトで大人の愉しみ。
カウンターはピアノをぐるっと囲んでいて、お一人さま、大歓迎。
街歩きスポットとしても大人気エリア、粋な下町、人形町。穴場です!

5/13(水),20(水),27(水) 神楽坂 ラリアンス
渡辺薫(pf,vo)
◆Live time: 19:00〜23:30
・レストランにてpiano solo / ~20:30
・バーにて弾き語り/21:00~/22:00~/23:00~
東京都新宿区神楽坂2-11 tel 03-3269-0007
♪神楽坂通りすぐのフレンチレストラン&バーラウンジです。
バーラウンジは、ラグジュアリーなリゾート感。
わたしもいつもよりちょっぴりドレッシーにメロウなラブソングなど、歌わせてもらってます。
疲れやストレス解消にぴったり。解放的なラウンジで寛ぎのお時間を。

5/14(木),30(土) 新宿 VAGABOND
渡辺薫(pf,vo)
◆Live time:19:00~/20:00~/21:00~/22:00~
◆music charge: ¥500
新宿区西新宿1-4-20 (map)   tel 03-3348-9109
♪階段を上がると、そこには多国籍ムードの楽しい世界。
ニューヨークタイムズにも登場した、知る人ぞ知るレストランバー。
ホンキートンクな雰囲気と壁一面のアートが、老若男女問わず人気の独特空間。
しっとり気分な時はアンティークな雰囲気が素敵な1F のバーもおすすめ!
新宿西口の異国です。

5/21(木) 銀座 Mr.Oldies
渡辺薫(pf,vo)
◆Live time:20:00~/21:00~/22:00 ~
◆charge: ¥2000
中央区銀座4-8-11善隣ビル3F(map)  tel 03-3564-0199
♪ウッディーなドアの先の店内は、暖かみのある古き良き時代のテイストがいっぱい。
ピアノと歌とおしゃべりと。
ナチュラルな気分で疲れを忘れて楽しめちゃいます。
お一人様ウェルカムな銀座の楽しい寄り道スポットは三越百貨店のすぐ裏です。

◼︎5/22(金),29(金) 荒木町 お尚とパトラ 
◆Live time: 20:00~23:00頃
◆table charge+music charge+ : ¥3000
◆出演:
PATRA(vo) 高見澤宏昌(sax)渡辺薫(pf,vo)    
新宿区荒木町8番地根本ビルB1(map)  tel 03-3355-5051
♪ジャズマンお尚さんとシャンソン歌手パトラさん、
ベテランミュージシャンのお二人がプロデュースする、
スペシャルアットホームで居心地の良いライブハウス。
白を基調にした丸い天井、小部屋のような素敵なたたずまい。パリの隠れ家のよう。
みんな仲良しで素敵です。一度訪れたらもうファミリー!

 
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