いいなー。
と思った映画。
DVD涼しい部屋に持ち込んで猛暑からの避難です。
まあそんなに本数見ていないのですが。。
女性が監督・脚本・主演を兼ねている2本について今日は書きまーす。
女の子映画と侮るなかれ、な作品です。
「君と僕の虹色の世界」2005
監督、脚本、主演がマルチアーティストのミランダ・ジュライという女性で、
彼女の魅力にやられてしまいます。
ストーリーは、複数の登場人物のとぼけた感じのエピソードがうまく繋がっている風で、
リラックスな雰囲気・・でもその中に、心にくい込むものがいっぱいある。
コミカルな部分とアーティスティックな部分とハッとしてしまう部分の、
この揺らされ加減がくせになりそう。
小説の翻訳本の発売が延び延びになっているのですが、早く読みたいなあ。
へんてこなパフォーマンスの映像とか、アートフェスの画像なんかも
自身のサイトで見れます。
この人は天然ではないと思う。。
「caramel」2009
レバノンの女性監督の初長編作品で、これは公開時に映画館で見たのに
また家でも見てしまった〜。
街のエステに集う女性たちを通して見えてくる、国や宗教や年代はちがっても
共感出来てしまう女子の普遍テーマ。
でも切り口はデリケートすぎず、ちょうど良い感じにリアルです。
役者さんが全員魅力的です。監督・脚本・主演のナディーン・ラバキー以外、
キャストはみんな素人さんというから驚き。
監督の友人の、ふだんは主婦、秘書、ビジネスマネージャー、等をしている女性たち!
ナチュラルな演技と味な空気感が鮮やかなエキゾチックさとあいまって、
それぞれの個性とエピソードに引き込まれます。
女性特有のつながり感、ウェットなようでサラッともしてる愛のある友情みたいな部分も
上手く描かれていて、女性監督ならでは、の世界観って気がします。
いやー男子にも見て欲しい。
ディズニーとかSATCもいいけど、こういうのももっと普及しないかしら。
単館上映ですぐ終わっちゃうのでなく。
あら。
なんか長くなってしまったけど、2本ともおすすめですので
機会があれば見てみてね。