蜜月火鉢

素敵な珈琲屋さん発見。

茶色っぽい店内とノスタルジックなカランコロンベルがポイントです。
ここでこのまま珈琲の匂いにまみれていたい・・。
ちょっと歩き疲れて休むつもりが、居心地よくて寛いでたら、静かな店内で隣のテーブルのガールズトークが白熱してて、面白くてついつい聞き入っちゃいました。

二十歳前後くらいの女子たち、恋の話とかはいっこもなしで、

「シャツをGパンの中に入れてカッコいい人とカッコよくない人の違いって何かな」
「カナダ人の英会話の先生と仲良しのマリをストークしてた可愛い男の子の顔が思い出せなくて気持ち悪い」とかを溌剌と語ってて、なんじゃそりゃ、っていう感じで、ウケました。
他にも、
「・・あのねうちのおじいちゃんとおばあちゃんが結婚するときすっごい綺麗な
絵のついた火鉢買ったんだって。
でも新婚でお金なくて有り金はたいたから、中に入れる灰?とか炭とかまで買えなくて、新聞紙を燃やして灰にしようって思いついて毎日燃やしてたんだって。
それでー、炎が綺麗だしあったかいしで、二人でどんどん燃やして楽しんでたんだけど、その火鉢ある日、パカーってまっぷたつに割れちゃったんだってー。
そのときは悲しいとかそういうのよりか、二人であっけにとられて大笑い。
貧乏なのにさ、それじゃーダメだよねー。あはははー!!」

あははー
って。何て素敵なの。
ちょっと間抜けな昭和初期のバカップルの小さな畳のお部屋のこけしになって
見てみたい場面。
大火事にならなくて、良かったぁあ・・と心からホッとしている自分に気づき、
まるで映画でも見てるみたいな気分にさせられてる数分間にちょっとびっくり。

彼女たちのワールドに釘付けです。

乙女+おにいちゃん+オカン+中学生、みたいな雰囲気の4人でした。

また会えないかなー!もう、コンビネーションも絶妙なの。

私は二十歳ぐらいの時は喫茶店なんか興味がなくて、誰かと話すといったらいつも暗くて狭い居酒屋みたいなとこで安いお酒を飲みつつだったけど、こんな世界があるなんて・・ちょっとイイネ。

でもこんだけこっちに会話が聞こえてるってことは逆もまたしかりで、
寛いでおいしい珈琲も飲めて満足しながらも、
ちょっとゾっとしつつ店を後にしました!

白熱しがちなガールズトーク、気をつけよう☆








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